本文の始まりです
NO UDON NO LIFE【旦過うどん】 - NO UDON NO LIFE【Tanga Udon】
「あったかいうどんあるよ〜」
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店内から聞こえてくるぬくもりのあるおばちゃんの声。
市場に入ってくる人々をそのアットホームな雰囲気で迎えてくれるのが「旦過うどん」です。
早速店内に入って注文してみましょう。
「おばちゃん、ちゃんぽんをお願いします」
え?うどん屋に来てちゃんぽん食べるの?と聞こえてきそうだがここのちゃんぽんは「うまい」との評判なのです。
数分後、食欲をそそる香りとともに登場したちゃんぽんがこちら。
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ボリュームのあるお肉や野菜、しつこ過ぎないまろやかなスープにうまく絡みあっているやや細めの麺。塩加減も抜群。個人的にはちゃんぽんって油っぽさが気になるのだがここのちゃんぽんはそんな心配はいりません。
すっ、と食べられてそれでいてお腹にもたまる。期待を裏切らない一品。
お昼時は常に満席なので少し早めに行く方がいいかもしれませんね。
食後はおかみさんと話をしてみた。とても気さくな方だ。
「うちのおうどんは手打ちだからもちもち感が違って本当に美味しい。麺と出汁はこんな風に持ち帰られるようにしていて、おでんもあるのよ。おでんもね、このお出汁を使っているのよ。おじいちゃんのアイディア!!」
と嬉しそうに話してくれました。
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終始笑顔で話をしてくださった気さくなおかみさん。どこか懐かしい店内におばちゃんたちとの絶妙な距離感。それらが醸し出す雰囲気が、自然と身体から「ただいま」という思いを引き出してくれます。
そんな、またいつか帰ってきたくなるような場所が旦過市場にはあります。