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カナわないッペ【小倉かまぼこ】 - Canape【Kokura kamaboko】
言わずと知れた旦過の、いや北九州の名物「カナッペ」
大正9年創業(なんと今年で95年目)の小倉かまぼこさんの人気メニューでテレビで紹介されるほどです。
つくり方はというと、魚のすり身に、玉ねぎ、人参をまぜ込み...(以下省略)
さあ、細かいことは抜きにしていざ実食!!
熱々の揚げたてをいただいたのだが、まさに美味!!
外はカリッ、中はモチモチッとしていてその食感の虜になることは間違いなしです。
気になるお味は、口に入れた時は胡椒がピリッときてその次にはすり身や玉ねぎたちの甘みが口に広がります。お米を食べたくなるけれどそのままでもイケるし、個人的にはうどんとも相性が良さそうな気がします。
イケメンの若大将に話をうかがいました。
「実はカナッペは何十年も前からあるんですよ。僕のおばあちゃんの代からかな。
その頃とは味も中身も少し違いますけど、商品としては長いです。」
旦過うどんでもそうだったように時代が変わっても何年もの間みんなに愛される商品を先人たちは作り上げています。
また、それを受け継ぐ者たちがさらに磨きをかけて新たな価値を提供し続けているのもその理由なのだなと感じました。
話の最後に若大将が旦過市場の楽しみ方を教えてくださいました。
「(旦過だけによらず)市場に来たら是非お店の人とコミュニケーションを取ってください。スーパーやコンビニではできない会話ができます。旬のものや、最適な調理方法、おいしい食べ方なんかを教えてくれる。普段なかなか得られない情報や体験ができるんです。それが市場の醍醐味だと思います。」
話を聞いていて旦過市場の青年部にも所属する若大将からはこれから自分たちがこのまちを盛り上げるんだ、との意気込みが伝わってきました。
そしてその甘いマスク、熱く優しい眼差しにシビレたことは言うまでもありません。