本文の始まりです
ランタンに魅せられて
そういえば最近、街ゆく人が「長崎が綺麗」と話しているのを耳にする。
長崎方面から美味しい匂いがする。長崎と聞くとなんだか胸騒ぎがする。
それもそのはず。
2月の長崎は、中国の旧正月を祝うランタン祭りで盛り上がっています。
ランタン祭りに行こうと思い立って深夜1時。出発したのは翌朝10時。
荷物をまとめて小倉駅から高速バスに飛び乗り、今回の旅は長崎市を目指します。
寝て起きたら駅に到着。駅前はすでにランタンで彩られていて、お祭りムード一色です。
期間中は市内各地を会場として、1日を通して様々な催しが行われています。
街の人のオススメは、孔子廟で行われている変面ショー。
変面師が舞台に立ち、踊りながらきらびやかな仮面を一瞬にして変えるというパフォーマンスなのですが
その仮面の秘密は、中国の第1級国家機密とのこと。
「毎年見てるけど、どうやってお面が変わってるのかさっぱり分からんわあ」
「あのね、きっとヒモがついとると思うんよ」
「私はあの扇になんか秘密があると思うわ」
歓声いっぱいでショーが終わったあと、
人々は嬉しそうに、けれどどこかキツネにつままれたような顔をしながら孔子廟を後にしていました。
空腹がどうしても我慢できなかった人たち。
ご飯どころを探す前に、立ち並ぶ屋台から漂う香ばしい誘惑に負けて、両手にご飯を持って長崎の街を歩きます。
美味しそうな屋台がずらり。手がいくらあっても足りません!
長崎市内でアクセスのいい温泉といえば、稲佐山温泉、ふくの湯。
市内から無料のシャトルバスも出ています。
オススメの時間帯は夕暮れ。
露天風呂では長崎の夜景を一望できます。
長崎がいかに坂のまちかを物語っています。
ランタンに彩られた長崎の夜は一段と妖艶。
今年のランタン祭りは終了してしまいました。この記事を見て、いますぐランタン祭りに行きたくなった方ごめんなさい。
2020年は1月25日(土)~2月 8日(土)開催予定です。
多様な文化が入り混じった長崎の街。ぜひじっくりと歩いてみてください。
路面電車も通っているし、車でももちろん回れますが、
坂を登って、降りて、同じ道を行ったり来たり。ゆっくり寄り道してください。
おしゃれな雑貨屋、と思いきや、隣にはシブい喫茶店。
ツッコミどころ満載の看板。
昼と夜とで違った色を見せる街。
きっと面白い発見があるはず。