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いいもの探しに下関 - Explore Shimonoseki!
九州旅行のてびきに、 ちょっとした暇つぶしに、
TangaTravelを読んでくださるみなさん、いつもありがとうございます。
今回は、関門海峡をへだてた小倉の向かい側、山口県下関エリアをぶらり探検。
皆さんおなじみ、山口は下関の唐戸市場。
いつもゲストの皆さんには、天気のいい日はフェリーで行かれることをオススメしています。
門司港から唐戸市場までをつなぐフェリーは、暖かい日には最高のクルーズです。
けれどその日は、あいにくの土砂降り+大寒波。
「唐戸行き、出航しま〜〜〜す」
なんとも間延びした出発の合図と共に、船は水しぶきをあげて進みます。
座席に座ってそわそわしているうちに到着。
市場に入るとすぐに、そこかしこから活気溢れる声が。入り口では巨大なふぐが出迎えてくれます。
お寿司はだいたい1貫100円から。
揚げ物や串物もそろっています。
「お嬢ちゃんお兄ちゃん、採れたての真鯛よ!ほら取った取った!」
市場のお母さんは商売上手。
キラキラしたお寿司たちを見ると、ついあれもこれもと手を伸ばしてしまいます。
人でごった返す、唐戸市場の土曜のお昼。
ゆっくり食べたい時は、先に席を確保しておくといいかもしれません。
新鮮でおいしいお魚でお腹いっぱいですが、下関の見所は唐戸市場だけじゃありません!
下関駅に続く大通りをまっすぐにしばし歩くと、可愛らしい立て看板が。
左手にあるのが雑貨屋のチポーラさん。
ビルの3階 シネマクロールでは、1ヶ月に1本、1週間限定で映画を上映しています。
珍しい作品ばかりを扱ったミニシアターは、この辺では少し珍しいかもしれません。
単館系映画って、ハイセンスで難しそう、とためらう方もいるのでは。
じつは、そんな方にこそぜひ足を運んでほしい映画館です。
上映後には、館主の中村さんによるアフタートークがはじまり、
シーンをひとつひとつかみくだきながら作品を振り返ります。
監督がじきじきに来館して登壇することも。
「あのシーンは面白かった」「この女優の演技がよかった」
観客は自然と、見終わった感想をああだこうだと呟きはじめます。
「訪れる人にとって、アートに触れるためのひとつの入り口のような映画館でありたい」
1週間という短い上映期間ですが、そこには中村さんの想いがくっきりと映し出されています。
映画を見終わった後は、1階のカフェで一息。
2階の雑貨屋さんでお気に入りのアイテムを見つけるのもいいかもしれません。
海をへだてた北九州のお隣さん、下関は、美味しいものと面白いことが詰まった素敵なまち。
ちなみに、海風は容赦なく冷たいので、暖かくしてお越しくださいね。